税金について
税金
日本国憲法第30条「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」
社会で生きるために出し合う共益費。個人や会社は、国民が健康で文化的な最低限度の生活をするため(生存権)に税金を納める義務があります。(租税法律主義)
個人・企業 ➡国・地方公共団体へ納税
国・地方公共団体 ➡教育・治安維持・インフラ整備(上下水道や道路)・消防防災・環境衛生・福祉と医療サービスへ支出
上より ➡個人・企業へ還元
税金のいろいろ
会社員は給与から天引きされる所得税・住民税を給与明細で確認できます。個人事業主は自分で所得を計算・申告し納税します。
税金は国税と地方税があり、国税なら国会、地方税なら地方自治体で審議して決定します。納め方には、直接税と間接税があります。
収入の多い人には、所得税をたくさん払ってもらう(課税所得)があります。
税金の種類
国税(直接税)
国税(間接税)
地方税(直接税)
都道府県民税、市町村民税、事業税、自動車税、軽自動車税、不動産取得税、固定資産税など。
地方税(間接税)
地方消費税、道府県たばこ税、市町村たばこ税、ゴルフ場利用税、入湯税など。
消費税
すべての商品やサービスに取引段階で課税される。現在税率10%。
ガソリン税
酒税
税率は種類・品目別に決められている。
たばこ税
国たばこ税、道府県たばこ税、市町村たばこ税、たばこ特別税、消費税がかかる。税率は60%ほど。
所得税
所得税=課税取得(取得ー所得控除)×税率ー税額控除
固定資産税
固定資産(土地、家屋、償却資産)を所有している人が納める税金。
固定資産税=自治体が決定した評価額(固定資産税評価額)×1.4%
法人税 等(会社にかかる税)
事業を通して所得を得ると、会社の所得税・法人事業税・法人住民税を払う
不動産所得税
土地や家屋などの不動産を取得したときに課税される。控除額は建築時期により異なる。
土地の税額=固定資産税評価額×0.5×3%ー税額控除
家屋の税額=(固定資産税評価額ー控除額)×3%
※税率1位はたばこ、2位はガソリン、3位はビール
たばこを20本買うと、約13本は税金
ビール2本買うと、1本は税金